※2017/03/27の日記です。
バスには滅多に乗りません。
なのでたまにバスに乗る機会があると、どうしたら良いわからず、昔は緊張していたものです。
ここのところは慣れて、安心できるようになった……つもりだったのですが、やっぱり恐い!
バスは色々良くわからない
鉄道は情報が多い
バスが恐い理由としては、鉄道のように情報が多くないことも理由の一つです。
- 鉄道は時間通り来る
- 順番通り来る
- 整列乗車時もどこに並べば良いのかわかる
- 遅れている場合は具体的且つ詳細なアナウンスがある
- インターネットで遅延情報が得られる
バスはいつ来るかわからない
バスに乗る前、当然バスを待つことになるのですが、これが時間通りに来ないバス路線もあることです。
さすがに10分も待っていると、先に行ってしまったのではないか?運休かもしれない?と不安になってくる点です。
特に迷うのは時刻表の順番通り来ずに、違う行き先のバスが先に来てしまうことがある点です。
行き先のバスの列に並んでいたつもりが、先に来てしまったり、後から来てしまったり、そのような時に列のどこに入れば良いのかわからなく、結局最後に並んで結果として座れないなんてこともあり悔しい思いをするのもバスの恐いところです。
鉄道は行き先や途中駅がわかる
バスが恐い理由としては、鉄道のように停車する場所や路線図が前もって見られない点も理由の一つです。
さらに、鉄道では多種多様な行き先は存在しないことです。
たまに分岐したり、切り離しが行われたり、途中駅止まりがあったり、先着する優等列車がああったりしますが、全くおかしな方向に行ってしまうことはありません。
バスは行き先だけ見ても目的地に行くのかどうか良くわからない
バスに乗るときは運転手さんに「○○は止まりますか?」と何度聞いたことやら……。
終点などではしっかり路線図があったりもしますが、途中のバス停だと経由地や終着点しか書かれていない場合もあり、土地勘が無い場所だと良くわからないことがあります。
これもインターネットでだいぶ調べられるような時代にはなってきましたが、まだまだ全停留所が書いてあるバス路線図が無い業者もあったり、スマホ向けの表示ではなく、PDFの路線図であったり、その場でパッと調べることが出来ないわかりづらいバス業者も多く存在します。
行き先表示も「[△99]○○行き」「[△99]○○行き××経由」なんてものがあったりと、混乱させられることがあります。
鉄道はどのドアからも乗れどのドアからも降りられる
鉄道は基本的に到着したときに開いたドアから乗って、目的地に着いたらドアを開けてくれるので、どのドアからでも降りれば問題ありません。
極稀に、乗る位置が決められている列車もあったり、寒い地方では冬にボタンを押さないと開かないドアもありますが、滅多に無いので気にする機会はごく少ないです。
バスは到着してからでないと良くわからないし、停留所が良くわからない場合もある
バスは車体に書かれている「前乗り」「後乗り」を見るまで、どのドアから乗れば良いのかわかりません。
降りる際も、ドアが限られているバスと、前でも後ろでもどちらでも好きな場所から降りられるバスがあります。前から乗って前から降りるバスもあったりしますよね。
特に降りる位置については案内が十分で無い場合もあり、乗客が少ない場合は「誰かを手本にしよう」と見ていても目的地まで誰も降りなかったり、戸惑ってしまうことがあります。
また、降りる場合はボタンを押さないといけないのも戸惑うポイント。
ほとんどの場合は降りる場所がわかっているのですが、バス停はたまに名前が変わっていたり「○○」で降りようと思っていたら車内では「○○ ××学校前」なんて名前で案内されて、同一の場所なのかわからないときもあります。
経験した酷いものとしては誤字があったとき。例えば路線図では「田中」なのに、車内では「田仲」だったとき。字が異なるので同じ停留所なのかどうか判断出来ず迷います。
漢字表記と平仮名/片仮名表記の違いなども戸惑うポイントです。統一しておいて欲しいものですね。
運転手さんに話掛ければ良い話ですが、運転手さんもあまり愛想が良い人は少ないですからね……。話掛け辛さがあります。
鉄道運賃はICカードにチャージしておくか事前に切符さえ買ってしまえば何も問題無い
鉄道に乗車するときはICカードにしっかりチャージしておけば、後でいくら支払うことになろうが問題ありません。
最低でも、事前にきっぷを購入しておけば、もう運賃は支払済み。それも基本は券売機ですが、有人窓口で買うことも出来ますし、窓口がない場合でも駅員に話掛ければ面倒を見てくれます。
バス運賃の支払い方は色々ありすぎて良くわからない
バスに乗るときにもっと緊張してしまう点は、料金の支払い方法が良くわからない点です。
* 前払い(均一料金)
* 後払い(均一料金)
* 前乗りでICカードタッチ→降りる際に引き落とし
* 後乗りでICカードタッチ→降りる際に引き落とし
* 後乗りで整理券→降りる際に整理券&料金支払い(料金は距離で異なる)
* 整理券無し→降りる際に料金支払い(料金は距離で異なる)
* 鉄道の様に券売機や窓口で事前購入
* インターネットで事前予約、現地払い
* インターネットで事前予約、クレジットカード決済
などなど……。
旅行する際は事前にある程度調べますが、突然乗ることになった場合などは戸惑いや緊張が半端無いです。
PASMO/Suicaなバスでもあった特殊な乗り方
PASMO/Suicaでの支払い方は2種類だけだと思っていた…けれど違った!
上記のようにバスは色々な点があって戸惑わされますが、PASMO/Suicaが使えるバスは次の2つしかないと思い、もう慣れたし安心だと思っていました。
- 前乗りだろうが後乗りだろうが、最初にICカードをタッチして、降りる際にもタッチして、料金を引かれるパターン
- 均一料金で、乗る際に1度タッチして料金を引かれるパターン
しかし、今日乗ったバスはこのどちらでもなかったのです。
最初に口頭で行き先を告げて料金が前払いのバスがあった
今日は、大泉学園駅から和光市駅まで西武バスに乗ることにしました。
スマホ(ネット)で調べたところ、次のバスは別の行き先。その次のバスが和光市駅行きでした。
バスに並ぶ列も2列になっていたので待っていたところ、先に和光市駅行きのバスが来てしまい、列に並んだ意味が……。
このバスでは運転手がICカードタッチ箇所をいちいち手で塞ぎ、手を退けては1人1人確実にタッチさせていたのです。
機械の調子が悪いから、確実にタッチさせているのかな?ぐらいに思っていました。
多くは定期乗車券の客だったようで、前を乗る数人は特に何かしゃべっている様子はありませんでした。
自分はイヤホンを付けて音楽を聴きながら乗り込んでいたので、他の人のしゃべり声が聞こえづらかったということもありました。
前乗りでICカードをタッチして乗り込んだ後に、後続客を良く見ていると何やらしゃべっている人もチラホラ居ることに気付きました。
イヤホンを外して見てると、行き先を告げているのです。
このバスの運賃は、降りる場所によって料金が異なる路線です。
そういうバスはすべて「乗る際にタッチして、降りる先にもタッチして、降りるときに料金が引かれる」ものしかないと思い込んでいました。
しかし、このバスでは乗る際に運転手に行き先を告げて、その行き先によって前払いで引き落とす料金を1人1人変えているバスだったのです。よって運転手がいちいち手で塞いでいたのです。
モバイルSuicaで支払ったのでいくら引かれたかその場で確認してみました。
すると、和光市駅までの料金に対しては数十円少ない額が引かれていました。
最後の客が乗り込み終わった後に「行き先を告げて料金を引いているのか?」と運転手さんに聞いて見たところ、運転手さんは「そうです」との回答。
なんと……。
和光市駅まで行きたいけれど払い切れていないことを伝えると、運転手さん「今回はそのままで良い」と言って下さいました。
損をしたわけではないですが、気持ちとしてはたかが数十円だし、しっかり料金を支払った方が落ち着きます。
もやもやしたまま終点までバスに乗ることになり、バスって油断ならないな、やっぱり恐いな……と感じてしまいました。