前置き

ロードバイクは危機回避が難しい

ロードバイクを購入してからそろそろ半年が経とうとしています。
約80kmのしまなみ海道にも行ったけれど、運動がダメダメな自分でも余力を残して走れるようになって来ました。
頑張れば100km行けるかなぁ、行けないかなぁ……という感じに。
スポーツとして楽しんでいる人は、まず100kmからというので、まだまだ初心者です。

けれど、初心者でもロードバイクはクロスバイクとは全然違うと実感しています。
購入前は、どちらもスポーツ自転車の部類に入る、早く走れる自転車ぐらいに思っていましたが……。
いや、もちろんロードバイクの方が早く走れるのではないかという大きな期待もあってこそ、ロードバイクを購入したのですが、やっぱり違いました。
電車を使うような距離を走るのであれば、クロスバイクよりもロードバイクの方が断然楽だなと、今更ながら感じています。

ただ、早く走れるのもそうなのですが、ロードバイクは止まれないし、(ドロップハンドルだと)急ハンドルも難しい。
精一杯握り尽くして、且つ思いっきりハンドルを曲げて、危機一髪回避なんて出来ない。
クロスバイクはそれが出来たから、すっ転んだこともありました。
なので、ロードバイクで何かを追い越す際はとっても緊張しています。

暖かくなり危険度が増してきた

ロードバイクを購入したのは約半年前の秋。
どんどんを気温が下がり始めていた時期でした。
なので、気温が上がり、暖かい中を走り始めるのは(小笠原諸島を除けば)今が初めてです。

暖かくなると、氷だけでなくて人間の脳も溶けてくるのでしょうか……。
汗をかきながら走っていると、ヒヤッとさせられる場面がとても多く感じました。

よろよろ道路の真ん中を走るママチャリ、急に飛び出す車、無灯火で逆送してくる自転車。
自分には害は無いことですが、信号無視の自転車も多く見かけました。
もちろん真冬でもそのような場面はあったのですが、
桜の花びらが散る中で1回帰宅する15kmの間に、そのヒヤッとた場面が何度あったことか……。
寒いと厚着で動きにくいからなのか、寒いと自転車に乗ろうと思わないからなのか、暖かい今の方が危険頻度が上がっています。

まるでロードバイクを購入した頃のように緊張しながら走っています。
初心を思い出す良い機会にもなっていますが……。

意味をなしていないベル

そんなわけで、ベルをならしたいなと思ったことが何度かあります。
しかし実際は1度も鳴らしていません。
ライトとベルを一緒に購入したのですが、
「このライトとベルだと片面ずつ(ライトの裏にベルを)付けられるんですよ」
との店員の説明を受け、薦められたライトとベルを購入しました。
「どうせベルなんて鳴らさないだろうし、法で定められた通り警音器を取り付けておけば良い。」
ぐらいに思っていました。
……失敗でした。

まずドロップハンドルを握っているとき、ベルの位置に手がない。
危険を感じたときは、両手でブレーキをかけているので、ベルを鳴らす余裕が無い。
少し余裕があるときでも、ライト位置の下に付いているベルを鳴らす突起部分を探してしまい、鳴らす前に危機が去ってしまう。
警笛鳴らせの道路標識がある場所で鳴らしても、大して音が出ず、自動車相手に意味をなしていない。

そもそも法律では原則として人や車両に対してベル(警笛)を鳴らしてはならず、
ただし危機が迫ったときは鳴らすことが出来るということになっています。
鳴らさないといけないときって、差し迫った危険を感じたときだけなんですよね。
運良く今のところ事故には遭っていませんが、危機が差し迫った瞬間にきちんとした鳴らせる警音器を付けないといつか死ぬかも/殺してしまうのではないかと恐くてたまりません。

警笛鳴らせの道路標識は、小笠原父島で何度か目にしたのですが……小さな音のベルを鳴らしても意味をなしていないなと感じていました。

サイクルホーンを付けてみた

サイクルホーンという存在を知る

どうすれば良いのか?

思いつく自転車の警音器と言えば大きな音が出るベル。
しかしロードバイクには似合わない。
何か無いか……。
と検索してみたところ「サイクルホーン」なるものがありました。
電子的な大きな音を出せる機械があるようです。

音が出る部分と、鳴らすスイッチが離れていて、これならばドロップハンドルでブレーキをかけながらでも鳴らせそう!
ということで、購入することにしました。

安いものを購入

良さそうなものは2つありました。
1つは1000円ぐらいのもの。けれど雨に濡れると勝手になってしまうらしい。
もう一つは4000円ぐらいのHORNITというもの。1000円のものよりは安っぽく見えずしっかりしていそう。
どちらにしようか悩みましたが、今回は安いものを買うことにしました。
これで満足できればOKだし、失敗だったら高い方を購入します。

結果は?

安いもので十分だと感じた

安いものを購入しましたが、機能は問題無い様に感じました。
何種類もの音があり、音の高低も3種類から選べるようで、十分な種類の音がありました。
しかし、国内で使用する際に日本人が「警笛だ」と認識できる音は1種類だけのように思えました。
音を使う分ける必要もないので、1種類あれば十分です。

取り付けてみた

ケーブルが少し短くて、取り付ける位置はだいぶ悩みました。
輪行する際は車体を逆さまにしてハンドルを下にすることがあるので、そのような点でも悩み、結果としてハンドルエクステンダーを取り付け、そこに取り付けました。
ハンドルエクステンダーは、実際の品は目にしたことがあったのですが名前がわからず最初検索に苦労しました。
ハンドル/バー、エクステンダー/エクステンション/マウント、などと呼ばれているようです。

誤動作させてしまった

普段乗っているときに誤動作させてはいけないので、まずは下ハンドルを握ったときに鳴らせるようにスイッチを設置してみました。
しかし、下ハンドルを握らないと鳴らせずとっさの時にならせないのではないかと感じたのと、逆に下ハンドルを握らないといけない場面で間違って鳴らしてしまいました。
結局落ち着いた位置は、ブラケットの内側やや下側になりました。
ブレーキを掛けたときに親指で少し下の位置を押すと音を鳴らせるようになりました。
これならとっさの時に鳴らせそうです……が。

下ハンドルに装着(最初)

ブラケットに装着(その後)

効果は……

ビックリ。
黄色から赤に変わった瞬間でも、赤が終わりかけた青に変わる瞬間でもなく、完全にこちらが青になったあとに交差点を横切ってきた自転車がいました。
これぞ鳴らして良い機会!と思いましたが、ここまで簡単な位置に取り付けてもとっさの時はやはり操作を忘れてしまいました。

しかし、この横切った自転車の方、運が良かったです。
青になったのに自動車の発進がだいぶ遅れていたのです。
普通に発信していたら間違いなく衝突していたところでした。
やはり暖かくなった影響なのでしょうか……。

いざというとき使わないのでは意味はありませんが、サイクルホーン(警音器)は易々と使って良いものでは無いので使わなければならない機会は訪れて欲しくないものですね。

※この記事は 2016-12-29 に書き留めたものを本日公開したものです。

【荒川CR(上流域:埼玉県)】サイクリングロードで自転車並進はいけないことなのか?
~注意をきっかけに初めて学んだ法律と、そもそも自転車に乗る目的までを考えた~

※法律および条例は2016-12-29(平成28年12月29日)現在のものです。
 法律および条例は改正されている可能性があります。

■注意されたらしい「自転車は一列に走らないとダメだよ!」。

先日友人2人と荒川(あらかわ)の河川敷(通称:荒川サイクリングロード、荒川CR)を走行しているときのこと。
入間大橋(いるまおおはし)から上江橋(かみごうばし)へ向かっている途中で、
ゴルフのカート(?)(ゴルフについては全くの無知なのでモノや用語がわからずすみません)らしき、
タイヤの付いた何かをそれぞれ引いている数人とすれ違いました。

その際に、ぶつかったとかすれすれだったとかそんなことはなく普通に対向しただけなのですが、
対向に居た最前列の男性が「自転車は一列に走らないとダメだよ!」と言ってきたと友人は言うのです。
たぶん彼(注意してきた人)の言うことは正しいのだろうと思う。けれど正しいとは断定できない。
友人と楽しく自転車に乗っていたのですが、しばらく考え込んで(結論は出ず)無言になってしまいました。

違反かどうかは置いといて、とりあえず前後に誰も居なければ併走しながら楽しく会話。
ミラーも付けているので、前後に人影が見えれば(暗黙的に)友人が前、自分が後に位置し、1列で走行していました。

ただ、ゴルフの人達とすれ違ったときは友人の疲れもあって速度が乱れ完全に一列になりきれず、
友人の自転車の後輪半分と、自分の自転車の前輪半分が並行するような形ですれ違いました。
それに不満を覚えて大きな声を出したのだと思います。

大きな声が出ていたことは自分も気付いていたのですが、
彼の後ろに続くゴルフメンバーと会話をしているのだろうぐらいに思っていましたが、
友人曰く注意を受けたとのことでした。

■初めて知った、道路交通法で自転車の並進は“基本的に”「禁止されている」こと

マナーではあると思って1列になるように心掛けては居たものの、
それまでの人生で自転車について学ぶ機会は独学以外にはなく、
併走が禁止されている違反行為なのかどうかわかりませんでした。
そこで法律を調べてみました。

道路交通法
 第三章 車両及び路面電車の交通方法 
  第一節 通則
   第十九条(軽車両の並進の禁止)
    軽車両は、軽車両が並進することとなる場合においては、他の軽車両と並進してはならない。

なんと法律で明確に禁止されていました。
しかも罰則まであります。

道路交通法
 第五章 道路の使用等 
  第八章 罰則 
   第百二十一条
    次の各号のいずれかに該当する者は、二万円以下の罰金又は科料に処する。 

    五
     第十七条の二(軽車両の路側帯通行)第二項、
     第十九条(軽車両の並進の禁止)、
     第二十一条(軌道敷内の通行)第一項、
     第二項後段若しくは第三項、
     第二十五条(道路外に出る場合の方法)第一項若しくは第二項、
     第三十四条(左折又は右折)第一項から第五項まで、
     第三十五条の二(環状交差点における左折等)、
     第六十三条の三(自転車道の通行区分)、
     第六十三条の四(普通自転車の歩道通行)第二項
     又は第七十五条の七(本線車道の出入の方法)
     の規定の違反となるような行為をした者 

つまり、併走して違反と認められた場合は最高2万円支払わなければならないそうです。
このような法律があるとは知りませんでした。

なお、自転車が「軽車両」である根拠は以下の通りです。

道路交通法
 第一章 総則
  第二条 (定義)
   この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

    十一 軽車両
     自転車、荷車その他人若しくは動物の力により、又は他の車両に牽引され、
     かつ、レールによらないで運転する車(そり及び牛馬を含む。)であつて、
     身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のものをいう。 

■並進しても良い場合がある。

前述では、道路交通法で自転車の並進は「基本的に」禁止されていると記述しましたが、
例外(自転車特例)もあるようです。

道路交通法
 第三章 車両及び路面電車の交通方法 
  第十三節 自転車の交通方法の特例 
   第六十三条の五
    普通自転車は、道路標識等により並進することができることとされている道路においては、
    第十九条の規定にかかわらず、他の普通自転車と並進することができる。
    ただし、普通自転車が三台以上並進することとなる場合においては、この限りでない。

つまり、「自転車並進可」の道路標識がある公道に於いては道路交通法第19条は適用外とされ、
2列まで自転車の並進が可能であるとされています。
なお、3列以上はいかなる場合でも道路交通法では認められない…とも読み取れます。

今回、自分達は友人と2人のサイクリングだったので、違反ではなかった可能性があります。
さて、どうだったのでしょうか?

■並進可の標識は無かった。しかし、併走は違反ではなかった。

調べてみたところ、荒川河川敷の入間大橋から上江橋に至る道には
道路交通法で定める「自転車並進可」の標識は存在していませんでした。
よって、少しだけ前後輪が並行になったとしても自分達は違反行為をしていた……かというと、
実はそうではありませんでした。

この道には「自転車並進可」の標識どころか、すべての標識自体がありません。
どういうことかというと、この道は道路交通法が適用されない道だったのです。

道路交通法とは日本国領土内のすべての陸/水/建造物/浮遊物に適用されるわけではなく、
すべての道に適用されるわけではありません。
こんな話を1度は聞いたことは無いでしょうか?
「免許が無くても、免許が取れない子供でも、自敷地内ならば自動車を運転しても問題ない。」という話。
道路交通法が適用される道というものは限定されているのです。
農地などでは農作業用として、車検を受けていない車や、仕事の効率を上げるために改造された車など、
意外に走行しているもので、なんら法律違反ではありません。

荒川サイクリングロードに関して言えば笹目橋を境目として
荒川上流河川事務所と荒川下流河川事務所に管轄が分かれています。
今回の入間大橋から上江橋までは笹目橋より上流に当たりますので荒川上流河川事務所の管理下でした。

以下のPDFは上流ではなく荒川下流河川事務所のものにはありますが、
その中には
「河川敷道路は、人と自転車が混在する点で、道路交通法上の歩道に類似しているため、
道路交通法の表記と同じ「徐行」としました。」
との記述があります。
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000093582.pdf
逆に読み取ると、つまりは河川敷道路は道路交通法が適用されない道路であると言っています。

つまりは、自分たちは行為は問題無いものであったと言えます。

■安心はできない併走。危険は回避し、ルールは学び、知っていることは教えてあげよう。

いくら併走は問題無かったと言っても、逆を言えば道路交通法で禁止されるぐらいですから
危険度の高い行為であると言えます。
自分たちのように、「前後に人が見える場合は一列になる」ということは心掛けた方が良いと思います。

自転車には免許がありません。
よってこのような法律を学ぶ機会がほとんどありません。
ルールは「知らなかったから」では許されませんので、どこかで学ぶ必要はあると思います。
今回の件で言えば、自動車運転免許の試験ならば引っかけ問題として出て来そうな感じの内容です。
本当は法律をすべて読み込んで頭に入れておければ良いのですが、現実的ではありません。
免許まで行かなくても講習ぐらい必須にすべきではないのかな、と思いました。
自分自身もそのほうが安心して乗れますし。
調べる機会を与えて下さった注意してきた人には少し感謝しています。

ただ、上記の通りすべて頭に入れておくことは不可能に近いです。
それが、自転車に乗るすべての人に強いることなど無理でしょう。
なので、自転車に乗る人は「誰しも必ず知らないことがある」ということを前提に、
大きな声を出す、怒鳴る、などではなく、みんなが楽しめる世の中になれるように
人々と接することができれば良いですね。

 

~余談~

■そもそも会話のないサイクリングは楽しいか?

今回併走していたのは全く意味のない行為だったのではなく、
友人と楽しく自転車に乗りたいという思いから併走して会話を楽しんでいました。
サイクリングロードでは良く会話もせずに1列に連なって走る自転車を目にします。
「会話もせずに自転車に乗って何が楽しいのか?」
それが友人と自分と2人の共通意見です。

しかし、それは人それぞれかと思います。
街乗りサイクリングならば会話をしながらが楽しいですし、
スポーツとしてのトレーニングならば会話は不要かもしれません。

■自分が自転車に乗る目的は……。

自分はロードバイクを購入してから「街乗り」「カジュアル」と言い続けています。
自分にとって自転車とは移動手段であってスポーツではない。
そもそも自動車免許は持っていないし、運動は苦手で
体育の成績は(たぶん)学生時代の平均を取れば最底辺の部類。
そんな自分がスポーツとして、スポーツ自体楽しめないのは明らかだったからです。

では何故ロードバイクを購入したのか。
やっぱり自転車が好きなんですよね。
子供の頃から(たぶん唯一)外で遊ぶことで好きだったものが自転車に乗ること。
後から知ったことですが、以前乗っていたクロスバイクは
クランクスプロケットの大スプロケットの歯車の数が52Tでした。
しかし、昨年買い替えたクロスバイクは48Tなのです。
クランクアームはいずれも175mmで同じでしたが、
以前のクロスバイクの方がペダルが地面に近くてカーブでは良くぶつけていました。

乗り心地が異なりスピードも出ないし、クロスバイクは完全街乗り用として
ママチャリっぽくしてパーツも沢山付けて重たく(特に後は故意に)しているので、
どうせならロードバイクが欲しいと感じ、購入しました。

なので、ロードバイクは近場以外に行くときの交通手段的な街乗り目的です。
ただ、それもサイクリングロードを走り始めてから
「移動手段」ではなく「ロードバイクに乗ることそのものが目的」にもなりつつありますが……。

■無線は有用か?新たなる問題も。

今回の注意があった以前からなのですが、
併走しないと声が聴こえないので友人は「無線が欲しい」と言っています。
今回、並進の法律を調べた際に一緒に無線についても調べてみました。

まず、「音(声)を送る」面から。
どのように設置しても風切り音が入ってしまう可能性があります。
声の音域だけを遅れるようにできているそれなりに無線が必要そうです。

次に「音(声)を聞く」面から。
スピーカーから音を出すとなるとそれなりの音量が必要そうになります。
だからといってヘッドホンやイヤホンを使うと違反になる可能性があります。
道路交通法では明確に禁止された条項は存在しませんが、
荒川CRで言えば東京都条例や埼玉県条例で違反となるようです。

東京都道路交通規則
 第1章 交通規制等
  第8条 (運転者の遵守事項)
   法第71条第6号の規定により、車両又は路面電車(以下「車両等」という。)の運転者が
   遵守しなければならない事項は、次に掲げるとおりとする。
 
    (5)
     高音でカーラジオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してラジオを聞く等
     安全な運転に必要な交通に関する音
     又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと。
     ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が
     当該目的のための指令を受信する場合にイヤホーン等を使用するときは、この限りでない。
埼玉県道路交通法施行細則
 第10条 (運転者の遵守事項)
  法第71条第6号の規定による車両等の運転者が遵守しなければならない事項を次のとおり定める。

   (7)
    高音でカーラジオ等を聴く、イヤホーン等を使用してラジオ等を聴くなど
    安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両を運転しないこと。
    ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための
    指令を受信する場合にイヤホーン等を使用するときは、この限りでない。

自分も持っている骨伝導ヘッドホンは有用かと思ったのですが、
これは音を聞くだけで発することはできないので他にも考えなければ無さそうです。

なお、上記条例に記述のある「高音」とは「高い音」ではなく「強い音」や「大きな音」のことかと思われます。

■考えてみた、無線での会話。でもここまでする必要はあるのか?

上記の通り「音を送る」と「音を聞く」の両方ができなければなりません。
できるだけ“手持ちの機器”を使ってなんとか法律/条例違反とならずにできないか?
(手持ちの機器を使わなければ他にも方法があります。)
そこで考えたのが下記。

無線装置:スマートフォン
音を送る装置:Bluetoothで通話できるクリップ型の機器(自由なイヤホン/ヘッドホンが使える)
音を聞く装置:骨伝導ヘッドホン(Bluetooth接続)
その他に必要な機器:Bluetoothドングル

自分は上記はいずれも持っています。

まずは「スマホ」と「クリップ型の機器」をBluetoothで接続します。
クリップ型の機器にはマイクが内蔵されているので、
なるべく風の音が入らないようなところにクリップを挟みます。

次に「クリップ型の機器」と「Bluetoothドングル」を物理接続します。
クリップ型の機器には自由なヘッドホンが使えるのでBluetoothドングルをつなぎます。

最後に「Bluetoothドングル」と「骨伝導ヘッドホン」をBluetooth接続します。
骨伝導ヘッドホンで耳穴をふさがないことが重要です。

このようにすれば法律にも条令にも違反しません。
回線交換による通話だと時間ごとに料金を取られるので、
使い放題の格安SIMでデータ通信によりSkype/Facebook/LINEを使っての通話が良いと思います。
格安SIMだと使い放題の速度は200kbps以下だと思いますので、
それに耐えられるかどうかは……色々試さないといけないですね。

これの問題点は「電池が持つか?」と「人数分の機器が必要」ということ。
また、Bluetoothで2段接続していますので「音の遅延もかなり大きい可能性がある」ことです。
自分は良いですが、友人も同じように準備しなければ成り立ちません。
そこまでするかというと……まだ大声で会話した方が良さそうな気がします。

■法律以外にもある自転車ルール…埼玉県条例 ※荒川河川敷道路は適用外です

さて最後に、今回の入間大橋~上江橋は埼玉県内でしたので、
法律以外に埼玉県条例もチェックしておきたいと思います。

埼玉県道路交通法施行細則
 道路交通法(昭和35年法律第105号)、道路交通法施行令(昭和35年政令第270号)
 及び道路交通法施行規則(昭和35年総理府令第60号)の規定に基づき、
 同法及び同令並びに同規則を実施するため、この規則を制定する。

→道路交通法が適用される道で適用される条例となります。

埼玉県道路交通法施行細則
 第10条 (運転者の遵守事項)
  法第71条第6号の規定による車両等の運転者が遵守しなければならない事項を次のとおり定める。
   (4)
    かさをさし、物をかつぎ、物を持つ等視野を妨げ、又は安定を失うおそれのある方法で、
    大型自動二輪車、普通自動二輪車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと。
   (6)
    自転車を運転するときは、携帯電話用装置を手で保持しての通話若しくは操作をし、
    又は画像表示用装置に表示された画像の注視をしないこと。
   (7)
    高音でカーラジオ等を聴く、イヤホーン等を使用してラジオ等を聴くなど
    安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両を運転しないこと。
    ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための
    指令を受信する場合にイヤホーン等を使用するときは、この限りでない。

→傘さし運転は違反、スマートフォン/ゲーム機/パソコン等の操作は違反、
 解釈が微妙なところですがスマホホルダーに入れたスマホでも
 “テキストはOK”で“画像はNG”と読み取れそうです。
 地図アプリはどうなるんでしょうね?注視さえしなければ良さそうですが。
 (テキストにしろ画像にしろ、走行中の注視は危険ですね。)
 傘以外でもモノを持って視野を狭めた場合は違反なんですね。
 ヘッドホンやイヤホンについては前述の通りです。

違法駐車車両を移動した場合に徴収する負担金の額を定める規則
 道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)第五十一条第二項、
 第三項又は第五項に規定する車両の移動に係る同条第十六項後段の規定による額は、
 次の表のとおりとする。

 車両の種類 / 負担金の額
 その他の車両 / 実費に相当する額

→自転車は表になく「その他の車両」になるため、
 自転車を止めていて撤去されてしまったとき、
 高額な返還費用の負担を求められた場合は「埼玉県条例違反」として
 逆に訴えることもできそうです。
 ただし…

埼玉県放置違反金に係る督促及び滞納処分並びに延滞金の徴収に関する規則
 第1条(趣旨)
  道路交通法第51条の4第4項の規定に基づき埼玉県公安委員会が
  納付を命ずる放置違反金(以下「放置違反金」という。)に係る
  督促及び滞納処分並びに延滞金の徴収に関する事項については、
  別に定めるもののほか、この規則の定めるところによる。
 第3条(延滞金)
  放置違反金について前条第1項の規定による督促をしたときは、
  次の各号のいずれかに該当する場合を除き、
  納付命令により通知した納付の期限の翌日から納付の日までの日数に応じ、
  当該放置違反金の額に年14.5パーセントの割合を乗じて
  計算した金額に相当する額の延滞金を徴収する。
 第3条 2
  前項の規定による延滞金の額に1,000円未満の端数があるときはその端数を、
  その全額が1,000円未満であるときはその全額を切り捨てる。

→要するに埼玉県公安委員会が認める金額ならば良いみたいです。
 延滞金まであるとは知らなかった。

昨年、小笠原(父島・母島)旅行に行った際に自転車(ロードバイク)を持っていきました。
旅行に行くにあたって自転車を持ち込めるのか?料金はいくらになるのか?気になって調べてみたのですがハッキリとした情報が見つからず、当日まで不安で心配だったので記事にしておこうと思います。
なお、自転車は鉄道へ持ち込めるタイプの輪行袋に入れて持っていきました。
※この記事は2016年11月時点の内容になります。
(2016年7月運行開始の新おがさわら丸での話になります。)

おがさわら丸/ははじま丸に自転車は持ち込めるのか?

小笠原に自転車を持って行ったわけですし、結論は言わずともおがさわら丸に自転車は持ち込めました。

持ち込みには2種類ある

おがさわら丸/ははじま丸では以下の二通りの持ち込み手段があります。

  • 輪行袋に入れて持って行く(無料)
  • 分解せずそのまま持って行く(有料)

輪行袋に入れて持ち込む方法は?

  • 事前申請/当日申請は不要
  • 客室の等級は関係無し
  • 手荷物として抱えて持って行くだけ!

受付の人によって対応が異なるので注意!

基本的には何も言わずに持ち込めば大丈夫です。
今回は、小笠原に行くのは初めてだったのでおがさわら丸乗船前に確認を取りました。
行きはいきなり荷物受付にて預けようとしてしまったのですが「預けなくても良いよ」と言われ、そのまま持ち込みました。
帰りも念のためチケット引換(売り場)の受付にて確認を取ったのですが「預けて下さい!」(有料)と言われてしまいました。
そこで「行きは持ち込めたのですが…」と伝えると、何やら他の職員さんに確認をしてに行き「輪行袋に入れてあれば大丈夫です」と回答を頂きました。

おがさわら丸の客室内に入らない場合は?

今回、おがさわら丸の往復共に1等室以上の個室だったのでそのまま船室に持ち込んでしまいましたが、特2等寝台以下の場合は手荷物置場(共用スペース)に自転車を置けば大丈夫です。
特2等寝台の場合は左右両方とも旅仲間であれば手元に置けそうな気もしますが……やめておいた方が良いと思います。激しく揺れるときもありますし、いざというとき救命胴衣を取り出せないなんてことになると大変ですから。

おがさわら丸の手荷物置場(1)

おがさわら丸の手荷物置場(2)

本当に手荷物置場に置いて大丈夫なのか?
→はい。
乗船時に船員さんに「自転車は手荷物置場に置くと良いですよ」と案内されたのです。しかし今回は「個室なので」とお断りしました。

おがさわら丸の1等室に自転車を置いたところ

ははじま丸に持ち込む際は?

  • 手荷物置場に置く
  • 横倒しにする

横倒しにして置いて下さいと船員さんに案内されました。
振動はエンジンによるものしかないので破損の心配はないかと思いますが、ディレイラーが下にならないように注意して下さい。

ははじま丸の手荷物置場に自転車を置いたところ

輪行袋に入れずに持ち込む場合は?

輪行袋に入れずに持ち込むこともできますが、船室に持ち込むことはできず一般貨物として預け入れる必要があるようです。
https://www.ogasawarakaiun.co.jp/service/baggage.html

  • 当日乗船前に一般貨物として預け入れる
  • おがさわら丸での受付時間は竹芝9:30~10:30、父島13:30~14:30
  • ははじま丸での受付時間は出港1時間前~30分前まで
  • おがさわら丸での料金は片道4,000円ぐらい(一般貨物運賃+燃料油価格変動調整金+保険料)
  • 10万円以上の自転車の場合は10万円ごとに350円の保険を掛ける必要があるらしい

    ははじま丸の各時間

小笠原ではサイクリングを楽しめるか?

覚悟が必要だと思います。良い自転車を持っていきましょう。
二輪免許をお持ちの方はあえて自転車を利用する必要は無いと思います。

今回は、ロードバイクを初めて購入してまだ1ヶ月しか経っておらずペダルもビンディングではなかったため、とても厳しい目に遭いました。
しかし、父島は厳しくも何だかんだ楽しめました。母島は南側だけ走りましたがもうこりごりです。

父島の様子は?

父島の道路はアスファルトが多いですが、コンクリートの箇所もあります。

二見港~扇浦海岸までの西側は“小笠原の中では”平坦な道が多くサイクリングし易いです。
とはいえ、東京の街中を走るよりも坂はきついのでそのつもりでいてください。
この区間は歩道もありますが、「自転車歩行通行可」の道路標識はありません。
また、途中の1箇所のトンネルは自転車通行禁止となっていますので、海側にある歩行者・自転車用の道を通って迂回して下さい。

扇浦海岸から小港海岸方面へは直線的に一山越える必要があり、坂が恐ろしく急です。
ただ、距離は短いので登れないときは降りて押して行けば問題ありません。
この区間も歩道もありますが、「自転車歩行通行可」の道路標識はありません。

二見港からウェザーステーションへは、一般人は自転車で行くべきではないと思います。
ヒルクライムに挑戦したい人は良いかもしれません。

父島東側は山の上を走る道ばかりで、坂がきつく距離も長いです。
しかし、一般人でも良い自転車を持っていけば走れなくはないコースかと思います。

父島の駐輪場は?

駐輪場は二見港近くの生協そばにあります。無料で野ざらしです。
立てかけられるようなものは無いので、置いておくならスタンドは必要です。
ただ、船は限られているため盗まれる心配は極めて低いので、カギを付けてその辺に置いておいても問題無いかと思います。

父島の自転車置き場(無料駐輪場)

母島の様子は?

母島の道路はすべてコンクリートです。
歩道は沖港近くにはありますが、ほとんどの箇所で存在しません。

沖港から南側は坂が多くどれもきついです。沖港すぐの坂からして急です。
サイクリングをするならばそれなりの自転車で覚悟を持って行く必要があると思います。

沖港から北側は恐ろしく坂が急な山道です。
常人は避けるべきで、ヒルクライムに挑戦するような人だけが自転車で行くべきかと思います。
それでも年間で何人か自転車を楽しむ方はいるようで「坂がきついのが楽しい」と言っているそうです。

母島の道路(沖港から南側)…坂がきつい

母島での注意点!

母島は沖港そばにしか売店、自動販売機、水道がありません。また沖港から離れると携帯電話も通じません。
お手洗いも、至る所にある父島とは異なり、各港の近くや都道最南端など限られた場所にしか存在しません。
食料や水分は十分に準備した上で、健康状態が優れているときのみ自転車を楽しみましょう。
※北港には衛星公衆電話(100円硬貨が必要、楽天EDY使用不可)が設置されています。

防犯面は安心で、母島内ならどこでもカギ無しで自転車を止めていても盗まれる心配はないかと思います。

余談:自転車を輸送するとしたら…

小笠原に事前に自転車を送ってしまうと考えているとしたら、やめておいた方が良いと思います。
なぜなら約1週間前の前便で送りお届け先で1週間預かってもらうことになるか、それとも自分自身が小笠原に向かうのと同じ船で運ぶことになるからです。

小笠原に通常料金で荷物を送る手段としては、日本郵便とヤマト運輸があります。
その他の業者での宅配便の場合は中継料金が加算されますので、自転車の場合は取り扱ってくれないことも考えられます。
宅配便の場合、ゆうパックなら父島到着翌日、宅急便(ヤマト)なら父島到着当日に、父島の住所に届けてもらえるそうなので、自転車を送るとなればヤマト運輸の利用が現実的な選択肢になるかと思われます。
二見港ではヤマト運輸の「ヤマト便」(宅急便とは異なるサービス)も受け付けてくれているので、ヤマト便ならば自転車を送ることができるかもしれません。
なお受け付けは限られた日時になるので、そういう点でも輸送は面倒かと思います。
ただ、実際に経験したわけではありませんので、もしかすると送れるかもしれないという参考程度に。

二見港の荷物・貨物の受付時間