BOSE QuietComfort 15は2009年9月30日に発売されたノイズキャンセリングヘッドホンです。
BOSE QuietComfort 25は2014年9月19日に発売されたノイズキャンセリングヘッドホンです。
というわけで、今更なのですが……QC15とQC25の比較です。

なお、音楽用語やオーディオ用語は知らない素人意見です。
読みづらいかと思いますが、その点はご了承下さい。

経緯

QuietComfort 15 壊れる

10年以上愛用し続けて来たQuietComfort 15がついに壊れて片側から音が出なくなってしまいました。

ノイズキャンセリングヘッドホンはQuietComfort 2から使い始め、QuietComfort 15を購入して以降は、SONY MDR-NC600DやSENNHEISER HD450BTなども購入して来ましたが……。

・ドンシャリな音が好き
・しっかりしたノイズキャンセリングが欲しい
・乾電池なら充電バッテリーの経年劣化を気にしなくて良い

という点から、QuietComfort 15が自分の中で一番という状況が変わることはありませんでした。

QuietComfort 25 購入

QuietComfort 15の後継の最新機種と言えば、今はQuietComfort 35 II ですが、値段が高い。
移動して使うことが無いのでワイヤレスである必要が私にはありません。
音は35と35 IIでは同一というレビューをいくつか目にし、35は以前からのBOSEらしい音では無い中音域寄りの音だというのを見て選ばないことにしました。
(レビューを見ていると、25と35は近い音だという意見も目にしました。)

バッテリーもそうです。
QuietComfort 15を10年以上をも使ってきたことを考えたら、乾電池のほうが安心できたので、QuietComfort 25 を購入しました。
スマートフォンやスマートウォッチなど、今年は4つも分解してバッテリー交換しました。
機器としてはまだまだ使えるのにバッテリーの劣化で使えなくなってしまうのはとても残念です。
修理に出せば高く付き、自分でやれば激安ですが素人なので傷付けてしまうこともよくあります。
ヘッドホンは日常的に使い続けるものなので最初から乾電池式のほうがありがたいのです。

なお、今回は結局修理(交換)にはせず25を買い足しましたが、2020年10月時点ではBOSEにQuietComfort 15修理に出すと、すでに修理受付していない機種なので約2.5万円でQuietComfort 25に交換することが出来ました。
15や35を選ぶことはできず、25のみでした。
数年前時点では約1.7万円で交換できるとの情報もありましたが、2020年10月時点では約2.5万円でした。

再び QuietComfort 15 購入

しかし、QuietComfort 25には不満を感じ慣れることも出来ず、結果として中古のQuietComfort 15を購入することにしました。
どのような違いがあったのかは下記の通りです。

比較

機能や作りの違い

あまり違いはありませんが、下記の違いがありました。

・25は耳の部分(音の出る部分)を内側に折りたたむことが出来る
→15よりもコンパクトにして持ち運べます。
⇒ですが、持ち運ばない私には不要な機能でした。

・ケーブルにプレイヤーコントロール(再生ボタンなど)が付いている
→製品の種類としてApple用とそれ以外用のラインナップがありますが、ケーブルの違いです。本体には違いは無いようです。ケーブルの太さも15に比べて25は太くなりました。
⇒ですが、オーディオミキサーに接続している私には不要な機能でした。むしろ、25はプラグが4極なのでわざわざ4極→3極変換をかます結果となってしまいました。

・25は電池が切れても再生することが出来る
→音質はひどくノイズキャンセリングも無効になってしまいますが、電池が交換できない状況でまったく音が出ないよりは良いと思う人も居るでしょう。
⇒ですが[その1]、電池切れ時のプツプツと無音になるスピード(テンポ)が15より25のほうが遅くなっています。15ならばプツ→プツ→プツといった感じが、25ではプツ→無音→プツ→無音→プツみたいな感じです。乾電池をすぐに抜いてしまえば音は出ますが、あとちょっとで話が聞き終わるといったタイミングでは25では聞き取ることが出来ず残念な感じです。
⇒ですが[その2]、私はオーディオミキサーにヘッドホンを接続していて、ミキサーには色々な機器を接続しているので、ヘッドホンを外して静かにしたいときでも操作音などがQuietComfort 25から僅かに聞こえてきてしまい、電池切れでも聞こえる機能はむしろ余計なお世話でした。

・25ではヘッドバンドの表面が合皮ではなくなった
→15では経年劣化と共にボロボロとゴミが出て来てしまっていたので、これだけは助かりました。
⇒もっとも15も合皮を取り除いてしまえば何の問題も無く使い続けることが出来ていますが。

音量や音質の違い

※オーディオには詳しくない素人意見です。
※分岐ジャックに2つ同時に接続して、2つ同時にオンにした状態で[*]、それぞれ聴き比べました。ミキサーからは同じ音量・音質で出力されています。
(*QuietComfort 25はオフの状態でも音が出ますので、オフにしてしまうとQuietComfort 15の音量が下がってしまうためです。)

QuietComfort 15

・音量は25に比べて出ます。
・高音はすっきりと聞こえ、かといって痛く刺さるという感じでも無く、豊かといった感じを受けます。
・中音域というのでしょうか。人の声がやや小さく聞こえ、詰まったような感覚を覚えます。
・低音は25と同じ程度です。非常に十分な重低音という感じはしませんが、必要以上の明確な低音という感じです。
(他メーカーとの比較になってしまいますが、SONY MDR-NC600Dよりも強く出ており、SENNHEISER HD450BTよりはハッキリ劣る感じです。)

QuietComfort 25

・音量は15に比べて出ません。
・高音はあまり伸びないというよりは、中~高音の間ぐらいの音が出ていない感じを受けます。高い高音は出ていないわけではなく、丸い角が無い感じがします。
・中音域というのでしょうか。人の声が霞がかったようなこもった感じに聞こえます。15よりこの音域は大きく聞こえます。
・低音は15と同じ程度ですが、こちらのほうが出ている印象を受けてしまいます。なぜなら他の音域がハッキリしないのに対して低音はハッキリ聞こえるためです。

ノイズキャンセリングの違い

※「音量や音質の違い」と同じ状況下で比較しました。風も同じ角度と強さでヘッドホンに当てて比べました。
25のほうが性能が上がっているいうレビューを読んていたので、その先入観でいたのですが、意外な結果となりました。

・キャンセリングレベルはさほどの違いは無いが、総合的には15のほうがノイズキャンセリングされていると感じた。
・モーター音は25のほうが優れ、15のほうが劣る。15は中音域がより聞こえる。
・金属缶を叩く音などは若干15のほうが優れ、25のほうが劣る。
・風切り音は大きな違いがあり、15はサワサワと聞こえるに対し、25はザーと聞こえる。特に15は高音がカットされているのに対して25は高音が聞こえるので、25のほうがより不快な音で聞こえる。

まとめ

・15は解像度が高いようなハッキリした音に対し、25は途中に壁があるようなこもった音でした。
・15がドン!シャリ!とするならば、25はドン!もゎシャキみたいな…(変な表現ですみません)
・15は高音ノイズに対して優位で、25は低音ノイズに対して優位なのかもしれません(きちんと検証はしていません)

今回、交互に何度も聴き比べてみて、改めて「私の使用環境にあっているのはQuietComfort 15」で、音も「QuietComfort 15のほうが好きだな」と感じました。

人生3度目の難聴になりました。
検査の結果、今時点は聴力に問題は無いのですが、耳鳴りは続いています。
突発性難聴の類は原因不明の病気で、確固たる治療法が確立されてもいない病気です。

左右一度ずつ難聴にを経験し、1度目が右で、2度目は左、3度目の今回は右耳です。
2008年3月に初回、2009年5月に2回目、そして今回2017年6月に3回目。
過去2回は和光耳鼻咽喉科医院にお世話になり、今回は大森耳鼻咽喉科医院に行ってみましたので、それぞれの出来事を記しておこうと思います。

なお、過去2回(和光耳鼻咽喉科医院)については随分前のことですし、あまり記憶にないのでその点ご了承下さい。

1~2回目の難聴は和光耳鼻咽喉科医院へ

はじめて難聴になったのは2008年3月。
平日月曜日の午前、仕事をしている時に突然右耳が聞こえづらくなり、慌てて帰宅して病院に駆け込みました。
2回目は2009年5月。
土曜日の夕方に耳が詰まっているような感じがして、難聴だとはっきりしたのは夜でした。
月曜日朝に病院へ行っています。

母子が多数

和光耳鼻咽喉科医院は和光市駅南口にあります。
和光耳鼻咽喉科医院はお子さん連れの母子が多かった印象です。耳の症状で受診に訪れているのに対して、周囲は風邪気味の人が多数。
病気を移されないかと心配になったのを覚えています。
幼い子供も多く、中音域が聞こえづらいときに子供のわめき声だけはハッキリ聞こえて辛かったことも覚えています。

院内や先生は

今はわかりませんが当時の院内はきれいでした。
先生は曜日によって異なるようですね。
担当の先生は1度目も2度目も若めの男性の先生でした。
対応については…すみません。覚えていません。
ただ、印象に残っていなかったということは普通の対応だったのかと思います。

聴力検査設備あり

鼻から薬を送り込む機材が並んでいたので、風邪の症状に力を入れている医院のようですが、聴力検査が出来る設備もきちんとありました。
音が響かない小さな箱のような部屋に入って聴力検査をするのですが、子供の泣き声は少し聴こえてきて、もう少し静かにならないかな…とは思いました。

薬は出た

2回とも薬の処方箋が出ました。2回とも同じ薬だったかと思います。
「アデホスコーワ60」「メチコバール」です。Wikipediaの突発性難聴のページにも書かれている薬ですね。

この薬が効いたのかどうかはわかりません。
1度目は薬を飲んで寝たところ症状が回復し、数日以内に完治しています。
2度目は症状が悪化したりと波がありながらも1ヶ月ぐらいで治りました。

来院せよとの連絡

治ったかどうかしっかり調べたほうが良いから来院して下さいと連絡がありました。
それも「できれば来て欲しい」というよりは「来るべきである」というような感じでした。
治ってしまえば患者としてはそれまでで、治った後も病院に出向くことは時間も用意しなければならず面倒なことです。
良く言えば親切ではあるのですが……、通院はタダではないので行きませんでした。

病名は

1度目は記憶が曖昧なのですが、病名は「突発性難聴」だと伝えられたかと思います。ネットでの情報を見ても症状が同じでした。
2度目は病名は伝えられませんでした。急性低音障害型感音難聴ではないかと思っています。(確証はありません。)

3回目の難聴は大森耳鼻咽喉科医院へ

3度目の今回の難聴(2017年6月)は、土曜日の就寝前に感覚に違和感があり、寝れば治るだろうと思いながら就寝。
日曜日の起床時に難聴になっていると気付きました。
夕方時点でほぼ治ったように感じるものの、静かなところにいると右耳だけ小さな耳鳴りがし、火曜日朝の今時点も続いています。

和光耳鼻咽喉科医院は来いと言われても行かなかった経験があるため面倒事は避けたく、今回は月曜日の午前に大森耳鼻咽喉科医院で診察を受けることにしました。
大森耳鼻咽喉科医院は和光市駅北口すぐのところにあります。

インターネットのクチコミは

一応、和光耳鼻咽喉科医院と大森耳鼻咽喉科医院のクチコミを複数サイトで調べてみました。
どちらも良い意見もあれば、もう二度と行かないといったような悪い意見もあり、どっちもどっち。
ただ、和光耳鼻咽喉科医院は混雑しているという情報があり、大森耳鼻咽喉科医院は処方が適切だという意見があった違いはありました。

空いているけれど

月曜日の午前だというのにとても空いていました。
母子は1組。男性高齢者や、女性の中年など、年齢層もバラバラ。
順番待ちの席は十分なパーソナルスペースを確保して座ることが可能でした。
しかし、人数に対して呼ばれるまでの時間は結構掛かりました。

院内や先生は

院内はやや古びた感じです。
ポスターなどもよれて破れていました。
古いだけではなく、和光耳鼻咽喉科医院ほど設備の数が整っていないようにも見えました。

先生は、和光耳鼻咽喉科医院とは異なり交代制ではなく大森耳鼻咽喉科医院の先生は1人のようです。
高圧的で、あまり患者に向き合う気がない人でした。

例えば…
私 「土曜日の就寝前に違和感がありました。」
先生『違和感って何?それではわからない。聞こえなかったの?』
私 「音を聞いていたわけではないので、聞こえづらかったというわけではなく、感覚に違和感がありました。」

例えば…
私 「静かなところにいると耳鳴りがします。」
先生『高い音?低い音?』
私 「どちらもないです。」
先生『キーンという音?』
私 「高くは無いのですが、強いて言うならキーンでしょうか……。」
先生『それじゃあ高音だね。』

 ※なお、音が聴こえづらかったときに、聞こえづらかった音域は中音域でした。耳鳴りも高音とは言い難い音です。

文字だけではわかりにくいですが、抑揚とかも含めて人の話を聞こうとする口調ではなく、「だから何なんだ」という気持ちが表れている人の口調に近かったです。
インターネットの口コミを見てある程度可能性は見ていたので、怒る気になったり嫌な感じにはならなかったのですが、終始こんな感じであったので「ああ、これでは人も来ないよね……。」と客観的に見ていました。
医者とは信頼がすべてなのに、勿体ない先生です。しかしこれでも生活していけているというのは、それだけ医者は儲かるのかもしれません。

聴力検査設備あり

和光耳鼻咽喉科医院と同じく、 聴力検査設備はありました。設備には特に違いはなく、どこでも見る感じのものでした。
ただ、検査の数や時間が長かったです。しっかり検査してもらえた感じがしました。

薬は出なかった

聴力検索をした結果はその場ですぐに出て、聴力に異常はないとのことで「薬は出さないでおく」と言われました。
結果として耳鳴りは今も続いていますし、突発性難聴は早期の治療が大切だと言われているので、薬が出ないことは大きな不安です。

もしかしたら論理的な先生なのかもしれませんが、人の気持ち/心理についてはわかっていない先生なのかもしれません。

また、気になる発言として先生が「本当に原因に心当たりは無い?」と聞いてきたことです。
突発性難聴は原因不明の難聴です。心当たりなどあるわけがありません。

まとめ

どちらが良いとハッキリとは言える感じではなかったです。
大森耳鼻咽喉科医院の先生のほうがもしかしたら経験を積まれているかもしれません。
ただ、個人的には二択ならば、特に「難聴」という分野に関しては和光耳鼻咽喉科医院に行きたいと思いました。