日記:J:COMの戸別訪問点検は
受けるな(J:COM未加入者)

Q.
J:COMから電波受信調査と称して戸別訪問点検/個別点検を実施したいと言われた。
J:COMには加入していないが、受ける必要はあるか?

A.
受ける必要はありません。
勧誘の機会としているようですから、むしろ受けない方が良いです。

※世の中ではジュピターテレコム、ジェイコム、JCOMなど様々な書き方をされていますが、この記事内では表記を「J:COM」で統一して記述しています。

数年前に団地でJ:COMが利用できるようになった

私が生活している埼玉県和光市の団地(容易に特定されそうですが…)では、テレビ放送の受像に於いて

今までは

地上波 :共同アンテナ
衛星放送:共同アンテナ

という形だったところ、

何年か前に

地上波 :J:COM
衛星放送:共同アンテナ

という形になりました。

ただ、テレビ放送受信が有料になったわけではありません。
J:COMへの加入も不要で、特別な装置を設置することもなく、今まで通りテレビは見られています。

※J:COMはテレ玉やTOKYO MXのチャンネルが一般とは異なり、その点はTVrock等の設定で若干不便しました。またチバテレビが映らなくなり、代わりにtvkが映るようになりました。
(この団地ではベランダに自前でアンテナを設置すれば群馬テレビも綺麗に映ります…というのは余談です。)

それではJ:COMとしては儲けがないのではないか?と思われますが、団地全体でJ:COMのサービスに対応させることで、CATV(この団地ではBSやCS)やインターネットなどの加入者を増やして収益を増やそうというのが狙いだと思われます。
しかし、この団地ではNTT東日本のフレッツ光(VDSL方式)やNURO光(光ファイバーケーブル)にも対応しています。
J:COMが黒字なのかどうかは疑わしいところですが。

点検とは何なのか?

戸別訪問点検を実施したいという話を聞いた時、私は「営業だろう」と思いました。

理由としては、共同アンテナだったころは個別の点検などなかったこと。
何か問題があった場合に、J:COM未加入者の私達に無料で何かしてくれるとは思えないこと。

そもそも問題がある場合はテレビを見られる状況にはなっていないでしょうし、各戸への配線ケーブル等に問題がある場合は団地の共用部分として団地として対応する必要があるので、私達個人やJ:COMがどうこうできる話ではないからです。
棟が建って約30年間、共同アンテナ時代は宅内の点検などせずに問題無く見られていました。

では、実際どうなのでしょうか?

点検を受けた人によれば、J:COMのサービスの紹介などをしつこくセールスされたとうのことで、やはり営業のようです。

ネットを調べてみたところこのような記事も…

【CATV】J:COMの点検ってなんなの?元従業員が真実を書いていく
https://www.warorince.com/entry/jcom-inspection-sales

J:COMの訪問は点検商法の悪質営業で義務じゃない?断り方は無視が最適?!
https://netsurbible.com/jcom-visit

Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1093487785
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1293471987

やはりというところですね。

電話対応の感じが非常に悪い

点検したいとの電話があり家族が応対したのですが、うちは未加入なのでお断りしたいと伝えました。
すると、やや荒げた声で「拒否するということですね?」と言ってきたそうです。
うちではJ:COMは利用していないので結構ですと再度伝えると、「拒否」ということですねと強い口調で言ってきたそう。

収益に繋がる営業機会は逃したくないという気持ちはわかりますが、良い対応とは言えません。
(詐欺まがいのことしている自覚はないのでしょうか?)

このような状況ですので、そもそも会話しない方が無難でしょう。
まともなみなさんは親切ですから、電話に出て会話してしまいがちですが、オレオレ詐欺なども一向になくならない世の中ですから、相手の口車に乗せられる前に思い切って電話は切ってしまった方が良いでしょう。
人間、反論されるより無視されるほうが一番辛いですしね。相手にしないことです。

(この団地では訪問営業は禁止されており、エントランスホールに禁止する旨が書かれた立て札が立っています。つまり、事前にアポを取る必要があります。よって、場所によっては電話連絡無しに突然来る場合もあるかもしれません。)

過去にもあったこんなこと
「テレビコンセントを交換したい」という話

団地にJ:COMが導入することが決まり、設備等が設置された時も、個別に「テレビコンセントを交換したい」という話がありました。
費用は無料とのことでしたが、こちらも同じような話だったのでしょうか?

J:COMにも関わったことのあるCATVに詳しい友人に聞いてみた

ケーブルテレビのケーブル敷設業務やJ:COM内部でテレビ受信関連の仕事に携わったことがある友人に聞いてみました。

結論から言うと「営業ではなく、交換した方が良い。」とのことでした。

友人によると「古いものだとノイズが乗ることがあり、全体に影響が出ることがある。」そうです。
私自身はCATVには詳しくはないのでわからない点も多いですが、ネット通販等でテレビコンセント部品の商品比較をしてみると、対応周波数が商品によって異なっていました。
4Kや8Kに対応した新しいものであるほど、対応している周波数域も広いように見えました。

テレビコンセントの交換は無料とのことですので、この場合はお断りせず新しいものに交換したほうが良さそうです。

実は、我が家ではこちらも営業だろうと思いお断りしました。
しかし、何も問題は起きていません。

先日、平成から令和に変わる頃、テレビ番組を同時にたくさん受信しました。
テレビ視聴しつつ、家族がレコーダーで録画しつつ、私は地上波衛星含めて最大同時に8チャンネルほど(地上波6チャンネル+衛星)録画したのですが、パケットロスなど無く全て問題無く録画出来ていました。

点検はもちろん、テレビコンセント交換もさほど神経質にならなくて良さそうです。

2020/01/31誤字修正